04_動的5W表示アプリ

【04_動的5W表示アプリ】月またぎ問題を解決! 予定表アプリを作ろう!

記事概要

以前の記事でご紹介したテーブル形式フォームは、少し変更するだけで、様々な用途に使えます。また、データベースとして使っているスプレッドシートは、一般のデータベースと異なり、フォームに読み込ませる前に様々な処理ができます。
例えば、フォームを少し改造し、データベースとして使うスプレッドシートにも一工夫を加えると予定表アプリになります。ここでは更に一工夫を加え、常に前後5週間を表示して「月またぎ」問題を解決する、動的な5週間予定表をご紹介します。

動的な5週間予定表アプリのご紹介

今回ご紹介するのは、”今日”を起点に、現時点を含んだ1週間分、過去の週を1週間分、未来の週を3週間分、合わせて5週間分を表示させるアプリです。

作動状態をお見せします。

点滅しているのは”本日”です。過去の週、未来の週を含み、いつも”本日”は上から2週目に表示される「動的な」カレンダーです。

カレンダーの元になるデータはスプレッドシートに入っており、テーブル形式フォームに読み込まれて表示されます。「テーブル形式フォーム」をご存じの方なら、列数が7(日曜日~土曜日)、行数が6(見出しと表示5週分)のフォームにすれば良いことが、容易に想像できると思います。

カレンダーなので土日はセルに色付けした上で、イベントを入れています。ここではもう一工夫して重要なイベント(例えば練習日など)は黄色のセルで表示させています。また、祝日は赤色のセルで表示させています。

また冒頭に静的なリンクが張ってあり、そこをクリックするとデータ元の以下の様なスプレッドシートが開きます。

 これだけ!のとてもシンプルなアプリですが、自分だけのカレンダーに色々改造して使ってみるのも楽しいかと思います。

 

例は学校の部活のカレンダーを想定していますが、簡単に作れるアプリですので、例えば、お天気カレンダーとか、出張カレンダーとか、用途に応じて色々改造できそうです。

「月またぎ」で表示されるメリット

 

一般的なカレンダーアプリは1ケ月単位での表示です。したがって、月を跨いだ予定がよく把握できません。たとえば、3月の2週目に何があるかはよく分からないのです。

ところがこのアプリは週が変わると動的に1週間繰り上がって、以下の様に月に関係なく3週間先まで途切れ目なく表示されます。

とてもささやかな機能ですが、意外と有用なのではと思っています。

次回以降の記事で、アプリのためのGoogleAppsScriptを解説していきます。